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製造現場のデバイスからクラウドまで――IoTから目指すフルスタックエンジニア

MBPジャパンの少数精鋭部隊である、コンサルティング部の初期メンバーにスカウトされた芦崎 恵介(あしざき けいすけ)。 これまで組み込み開発、ソフトウェア開発で実績を残してきた芦崎が、IoTにキャリアを進めた理由は何だったのか。 自身のキャリアを振り返り、今後の展望について語ります。

きっかけは「寒くない」からIT業界へ

MBPジャパン DX推進事業部 コンサルティング部のグループリーダーを務める芦崎がIT業界を志望した理由は、意外なものでした。

芦崎 「本格的にITに携わるようになったのは、大学4年生から大学院にかけて研究していた流体解析のシミュレーションからでした。

水槽を使用した実験とシミュレーションの比較を行っていたのですが、実験は実験棟が寒くてつらかったので、就職してやるならこっちだなと思い、IT業界を志望しました(笑)」

理由はどうであれ、結果的にこのときの判断は正しかったと芦崎は話します。

最初に入った会社は小さなITベンダー。請負の開発案件と、自社ソフトウェアの開発を担当しました。人数が少ないため、さまざまな業務をこなす必要がありました。

芦崎 「小さい会社だったのでいろいろ苦労もありました。

しかし、1年目からお客様の案件のリーダーを担当させてもらえたり、自社製品の展示会への出展、パンフレット、ポスター、紹介動画の作成など、多岐にわたる業務を経験できたのはとても良い経験になりました」

幅広い業務知識を求められたこの経験は、今後芦崎がゼネラリストを目指すきっかけになります。

その後28歳で、コンシューマー向けのプリンタ開発をする会社に転職。ここで学んだ組み込み開発特有のハードウェアに近い技術は、今の芦崎のバックボーンとなっています。

芦崎 「芦崎 「組み込み開発をおよそ9年間経験し、また違った技術を身に着けたいと思い、次のステップではソフトウェア開発に転職しました。

ソフトウェア開発では主にデータ連携のソフトウェア開発に携わり、文字コード変換、データ仕様や、幅広いプロトコルを学びました。 組み込み開発では経験のなかった分野なので、とても新鮮でしたね」

パッケージソフトウェアの開発でも実力を発揮し、旧バージョンと比較して5倍のスピードアップを実現しました。

この活躍から、今度はIoT向けのデータ加工処理を担当して欲しいと、新製品であるIoT Edgeデバイス向けソフトウェアの開発メンバーに抜擢されます。

IoTの導入現場で見えてきたもの

▲ データ連携ソフトウェア開発当時のメンバー

このIoTとの出会いは、今後の芦崎のキャリアプランに大きな影響を与えました。

芦崎 「私はこれまで、フルスタックの技術者になりたいと考えていました。 データ連携、すなわち様々なシステムをつなぐソフトウェアを開発していく中で、その思いはより強くなっていたんです。

IoTの面白いところは、幅広い知識が要求されることです。 それこそ、製造業の現場で使用されているPLC(Programmable Logic Controller)といったデバイスなどの足回りから、AWS(Amazon Web Services)をはじめとしたクラウドまで。

ゼネラリスト的な技術者を目指す自分のキャリアプランにマッチしていると考え、より踏み込んでいきたくなりました」

IoT分野をより深掘りしていきたいと考えた芦崎は、IoTに特化した部門を持つ大手企業への転職を決意。

ここで中小企業向けのIoTソリューションの開発に従事し、企画、設計、実装、テスト、リリースと、立ち上げから、納品まで一貫して担当します。

芦崎 「工場などの製造現場で働く方々と関わったことで、実際にお客様が抱えている問題を、身をもって知ることができました。

例えば製造業のお客様は、分野によっては24時間365日稼働している工場などもあり、保守やシステム更改のタイミングをどうするが問題になりました。 また、基本的にソフトウェアの導入だけでなくLANの配線などの工事も同時に実施する必要があり、土日で大規模な導入を行うなど、スケジュール調整はいつも大変でしたね。

そして、何より印象深かったのは、IoT導入しようとしているお客様は日々のカイゼン活動にとても熱心だったことです。 提供したソリューションをこちらの想定以上に使い込んでいただき、様々なフィードバックをいただけたので、その分やりがいも大きかったですね」

全員が持つ、『自分たちの会社』という意識

▲ MBPジャパンが提供する「TIZA STAR」によるIoTソリューション

そんな折、MBPジャパン DX推進事業部からオファーが届きます。かつて一緒に仕事をしていたメンバーからの誘いでした。

芦崎 「当時勤めていた会社の仕事にはとてもやりがいを感じていたのですが、信頼しているメンバーに誘われ、この人たちとまた一緒に仕事をしてみたいと感じたことが大きいです。

一度きりの人生なので、人との縁を大切にしたいと考え、MBPジャパンのコンサルティング部にジョインしました」

一社目のITベンダー同様に組織が小さいMBPジャパンでは、フルスタックエンジニアである芦崎のような人材が求められていました。

芦崎 「MBPジャパンの組織は小さいですが、それゆえに自分の行動が会社の意志決定に影響しているという感覚が強いです。 メンバー全員が『自分たちの会社』という意識を持って仕事をしています。

例えば、今どんな案件がありどんな状況なのかが全員に見える状態になっていて、その中で挑戦したい案件にメンバーが自主的に手を挙げるんです。 そうして案件を担当することになるので、お客様への思い入れもいっそう強くなります」

またMBPジャパンの属するTIZAグループは、IoT分野で中国トップクラスの技術力を持っています。 日本と比べて中国のIoT市場がはるかに進んでいるという現状の中で、中国と連携して情報交換ができることも、MBPジャパンならではの強みであると話します。

芦崎 「組み込み開発からクラウドサービスまでの幅広い開発経験を生かして、お客様の課題を深耕し、私にしかできない最適な提案をしていきたいですね」

率先して実践する、価値観は押し付けない

芦崎が最も重要であると話すのは、提案前のヒアリングフェーズです。

これまで様々なお客様の課題やニーズをヒアリングし、パッケージソフトウェアの企画や、ソリューションの提案を行ってきました。

しかし『お客様自身が感じている課題を、お客様自身が説明できる』ことは非常に少ないんです。 聞く側がいかにして、お客様の真の課題を聞きだせるかが重要になってきます」

提案前のヒアリングフェーズが最も重要である、と話す芦崎は、ヒアリング前のお客様の業務、技術の事前調査を一切妥協しないことに定評があります。

まずは、お客様の要望や優先順位をしっかりとヒアリング。 そしてその内容もとに、最適な技術は何か、コンポーネントを共通化できる部分があるかなど、スケジュールや予算と照らし合わせて技術検証を行います。

実装方法を盛り込んだ具体的な案に落とし込むことで、『そこまで考えていなかった』とお客様が気づいていなかった課題を引き出せるケースが多いと話します。

芦崎 「そこまでやる必要あるの?と思われるかもしれませんが、私は常に学び続けることを大切にしているんです。 ただ、周りに自分の価値観を押しつけるのは嫌なので、まずは率先して実施し、周りが追随してくれればいいと考えています」

会社としても学び続ける文化を推進していきたいと話す芦崎は、入社後すぐ情報共有のサービスを事業部全体に導入し、学んだ知識を共有するしくみを整えました。 率先して知識を共有する芦崎の姿勢が見習われ、日に日に投稿数が増えてきています。

芦崎「コーディングも好きなので、コンサルタントをしつつプログラム開発も継続していきたいですね。 新しい技術を実際に使ってみることで、より良い提案ができると考えています」

新しいメンバーが入ったことで、組織内も少しずつ変化しています。 MBPジャパンはこれからも、Modern Business Partnerとしてお客様を支えられるよう、成長していきます。

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