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導入ではなく、変革をゴールに──DXで企業の「金脈たるデータ」を掘り当てる

MBPジャパンの少数精鋭部隊である、DX推進事業部の初期メンバーとして選ばれた平川 英司。 広い視点と高い技術力を持つ平川のキャリアは、エンジニアからのスタートではありませんでした。 これまでのさまざまな経験から、自身の考えるDX推進とデータ活用について語ります。

ラジオ放送局員からフロントエンド技術者に

▲ コンサルティング部シニアマネージャー平川 英司

2020年現在、MBPジャパンDX推進事業部コンサルティング部のシニアマネージャーを務める平川は、放送・印刷・WEB関連・パッケージ製品開発などさまざまな業界での業務経験を経て現在にいたっています。

そんな平川の社会人としてのキャリアは、ラジオ放送業務からスタートしました。

平川 「学生時代からボブ・マーリーなどのレゲエ音楽が好きで、音響の専門学校に入りました。 その流れで、最初はラジオ放送局に就職し、放送監視や取材などのライティング業務をしていたんです」

その後転職したテレビ局での業務で、初めてプログラミングを経験します。最初につくったのは数独(ナンプレ)。 テレビ画面にマスを表示し、矢印キーや数字ボタンで入力して遊ぶアプリケーションをつくりました。

平川にとってこの仕事はとても楽しい経験でした。そしてそれをきっかけに技術職に転向することに。

平川 「他にどんなことができるのかを試したくて、プログラミングを深掘りしたくなったんです。 転向後はWEB関連から放送・印刷・パッケージ製品開発などさまざまな業種の仕事を担当しました。 その中でも共通してフロントエンドを担当することが多かったですね」

デスクトップアプリケーション、WEBサイトをはじめワンセグ・データ放送や電子書籍など「人が見る部分」の開発を担当してきた平川。 そんな業務の中で、平川はひとりのエンジニアとして会社から表彰されるほどの実力を身に着けたのです。

成功や失敗よりも、おもしろい経験を積めるかどうか

▲ フロントエンドに困ったら平川に相談。技術面でチームをリードしている

これまでフロントエンドに親しんできた平川はその魅力をこう語ります。

平川 「世の中にプログラミング言語は数多くありますが、中でもフロントエンドは変化が激しいのが特徴だと思います。良く言えば飽きませんし、悪く言えばたまに疲れますが……(笑)。

とはいえ、普遍的性質として、フロントエンドとは『人が使うもの』であり、『人が人以外の対象物と対話する』ためのものであると思っています。

これは当たり前のことなのですが、“機械”同士の対話で最適解を見いだすことはできても、人相手ではそうもいきません。 なので、誰がいつどのような状態で、何をするために使うものなのかを探究し、それをひとつの画面に落とし込む。 これがこの分野の難しさとおもしろさだと思います」

そんな平川がMBPジャパンに参加したのは2020年の4月。かつて一緒に仕事をしていたメンバーに声をかけられたことがきっかけでした。

平川 「お話をいただいた当時に勤めていた会社では、新製品の開発に携っていました。 その先には製品リリースという明るい将来像もありましたが、それでも転職したのは『この人たちと仕事してみたいな』と感じたことが大きかったです」

現職への不満やキャリアアップのために転職をする人が多い中で、平川のキャリアチェンジに対する考え方は一線を画します。

平川 「わたしにとって、キャリアチェンジが結果的に成功か失敗かはどちらでも良いんです。 自分のキャリアを振り返ったときに、酒の肴になるような経験を多く積めていれば、私としては正しい決断ができたと思っています。

MBPジャパンはそういう経験を積める場所であると直感しました。 尊敬し、信頼するメンバーがいて、各コンサルタントに裁量が与えられているMBPジャパンで自身の力を試してみたいと思い、参画を決意しました」

印刷業界での経験とDXのつながり

▲ 愛犬、あずきとらいむ。疲れたときの癒し担当です

入社後は、ITコンサルタントとして活躍する一方で、技術支援や製品開発の分野でも力を発揮しています。 とくにフロントエンドやモダン技術に関しては、ベテラン社員からアドバイスを求められるほどその実力が信頼されています。

このような今日の活躍は、他業界である印刷業での学びが糧になっていると話します。

平川 「ITとはほど遠い存在ですが、印刷業での経験は私の仕事観の多くを形成してくれました」

印刷業に従事していた当時、雑誌作成支援システム、電子書籍サービスの開発、論文規格の国際対応など複数プロジェクトを同時並行で行っていました。 非常に忙しくあったものの、仕事後には仲間と飲みに行くなど充実した日々だったと振り返ります。

平川 「この時経験した多くのプロジェクトから学んだことはふたつあります。

ひとつは、『業務や組織を良くすることに、必ずしも最新の技術やフレームワークが最良とは限らない』ということです。

もうひとつは、『たとえ同業他社の成功事例をコピーしても、成功は望めない』ということ。 必ず、自分たちの資本・環境・組織そして顧客などのステークホルダーを踏まえ、業務改善を考えなければならないと学びました」

最新技術や成功事例の型にとらわれず、あらゆる技術と自分たちの環境を検討し、改善につなげる──この感覚は、現在推進しようとしている「DX」にも当てはまると話します。

平川 「DXは比較的新しい言葉であり、DXのコンテキスト上にはデータサイエンス・AI・機械学習・ビッグデータなど、最新のテクノロジーが共にあります。 しかし、DXは『お客様のビジネスを変えるための継続的なプロセス』こそが中核になるんです。

つまり、新しいツールやアプリケーションを導入することがゴールではなく、人・機械・業務を、デジタルを通して変革する取り組みこそがDXです。

このゴールをはき違えないようにした上で、お客様にとって最適な方法をご提案し、不断の改革を推し進めるお手伝いができればと考えています」

データの資産価値を向上していくために

直近ではデータ連携、データ活用分野の経験が長い平川は、「DX」における重要なポイントのひとつに、「データ活用」があると話します。 企業のデータ活用に関するユーザヒアリングを繰り返す中で、実態と問題点が見えてきました。

平川 「まだまだ一般的に、データの資産価値は過小評価されていると感じています。 『価値あるデータ』『金脈たるデータ』が組織内に埋もれている、組織外の有益な情報を取り込めていない、あるいはできない企業が多くあると思っています。

そのひとつの要因として挙げられるのが、管理するデータと活用するデータが分断されていることや、管理する人と活用する人が協調できていないという状態です。

これらの要因を解決することで、データ活用の幅が広がり、データサイエンスやAIなどといったDXの推進に役立てられると考えています」

MBPジャパンでは自分の判断で決定ができるため、スピーディに仕事が進められるというメリットがあります。 それはDXが抱える問題をはじめ、どの課題解決に取り組むにあたっても大きなプラスになりうるのです。

平川 「前述のDX同様、データ活用においても『データに対する実証実験』をどれだけ多く、スピーディに行えるかが重要です。 このような課題を解決できるソリューションを提案していきたいですね」

平川をはじめとし、強力なメンバーがアサインされたDX推進事業部。新しい風が入ったことによる、今後の変化に注目です。

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